アーツ&クラフツビレッジを
次世代へ繋ぐため


屋根の修繕と壁面塗装

新年おめでとうございます。

今年は元旦から大きな地震や航空事故がおこりました。
亡くなった方々のご冥福と被害の早い復興を祈ります。

世界では戦争も続いており、平穏な日常がいかに大切なものであるかを痛感させられる新年となりました。


 

アーツ&クラフツビレッジでは昨年晩秋に、長い間の懸案であった
本館校舎屋根の葺き替え作業を終え、
新しい屋根で新年を迎えました。

 

 

★屋根修復工事へのご寄付のお願い


 

1963年(昭和38年)に建てられた木造校舎。

元々はセメント瓦の赤い屋根でしたが、築60年の年月を経て
赤い塗料は剥がれ落ち、トタンの雨樋も壊れ、雨漏りや木造壁の劣化など
老朽化に悩まされてきました。

 

雨漏りのたびに応急処置で凌いできましたが
アーツ&クラフツビレッジとして、お借りするようになってから31年目の昨年
やっと葺き替え工事を行いました。


 

 

施工は地元工務店の旭木材株式会社。
社長はNPO法人アーツ&クラフツビレッジの監査役でもある福島寿一社長。
屋根面積が広いので普通のガリバリウム鋼板屋根材では高価なので
比較的安い費用で治せる工法を考えてくださいました。

 

また校舎全体をカバーする脚場を工事終了後もお借りすることができ、
痛んでいた木造校舎の壁面塗装もボランティアでの手で行うことができました。
屋根にソーラーパネルを乗せているため、その着脱工事、パワコンの交換などの費用もあり、
総工事費は約600万円かかりました。

費用の半分は個人負担、そして半分は日本政策金融公庫からの借用金です。

 

 

この廃校は1992年(平成4年)に合併前の旧旭町から地域に払い下げられ、
旧小学校校区で作られた住民組織、奥倭文活性化委員会が管理し、
アーツ&クラフツビレッジの長尾泰典との賃貸契約を結んでいます。
初めは有料でしたが、10年目に雨漏りが発生して以降、
メンテナンスをアーツで行うことを条件に無償貸与となりました。
またそれまでの賃料も返還していただきました。


 

これまで30年以上にわたり、家具と染織の工房アーツ&クラフツビレッジとして、
貴重な地域資源である校舎を無償でお借りしてきたことになります。


 

 

2020年からは個人事業とは別に、NPO法人アーツ&クラフツビレッジを立ち上げ、
就労支援B型事業所あなぐま舎を開所しました。
2023年からは生活介護事業も加えた多機能事業所あなぐま舎としての活動も行っています。
あなぐま舎の活動もまだまだ経済的には困難な局面を抱えています。

 

しかし、『みんながアーティスト』という合言葉の元、木工や染織、
アートとクラフトを活動の中心に据えて、障害のあるなしに関わらず、
アーツ&クラフツビレッジメンバー、海外からのボランティアメンバーも含めて、
みんなで小さなコミュニティとして、日々を暮らしています。


 

 

アーツ&クラフツビレッジを始めた長尾泰典、原田豊美も既に65歳を超え、
今後は若い世代、NPO法人アーツ&クラフツビレッジに事業を引き継いでいこうと考えています。
今回の屋根の修復も、その未来のための第一歩と考えています。


新年にあたり、みなさまの、ご寄付・ご協力をおねがいします。



 

 

 

2024年正月   アーツ&クラフツビレッジ  長尾泰典 原田豊美

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